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相手の話をさえぎらないで聴ける人はほとんどいない

話を聞く一番のプロは、どんな人だと思いますか?。
私はカウンセラーという職業だと断言します。
20年前にカウンセラー養成講座を受講しました。
講座の初日から、人の思い込みを鮮やかに変える心理療法や、
心理テクニックを学べると思っていました。
そしたらそれは大間違いでした。
講座開始から数日間は、ひたすら聞き方のトレーニングばかり。
当時、30歳だった私は、売れない営業マン。
それでも、販売の仕事を6年間、
営業の仕事を4年間近く経験していましたから、
およそ10年もの間、お客様の話を聴いてきたという自負がありました。
だから、
「人の話を聴く技術なんていらないよ。
早く、さっと人の悩みを解決する心理療法を教えてくれないかな」
ところが、
聴き方のトレーニングを受けていくうちに、
大きなショックを受けました。
「今までの人生、人の話を全然聴いていなかったんだ!」
「聴くってこんなに難しいことだったんだ」
「お客様の話を聴けていなかったから、自分が売れない営業マンだったんだ!」
カウンセラーは、精神的な問題を抱えた人をサポートする仕事です。
ですから、普通の聴き方だけでは対応ができません。
精神的に問題がない普通の方でさえ、
「この人は安心だ」と信頼してもらわなければ、
本音を話してもらえることはないでしょう。
さらに、精神的な悩みを抱えていたり、
追い詰められている人にとってはなおのことです。
他人に心の奥を見せることには、大きな危険すら感じるものです。
そんなクライアントに、短時間で信頼してもらい、
本音を話してもらえるくらいの人間関係を築くためにやるべきこと。
それが「聴く」ということなのです。
●聴き方のプロがやっていること
・短時間で相手に信頼してもらう聴き方
・相手がどんどん話したくなるような促し方
・相手が話すまでじっくり待つ、沈黙の使い方
・話しやすい雰囲気をつくる波長の合わせ方
・こちらからは一切余分なことを話さない技術
・沈黙の使いこなし方
・相手の思考を一瞬で変える質問の技術
などなど、
『聴く技術』の奥深さに驚きました。
心の奥に入り込んだ深い質問をすると、
クライアントはしばらく黙って考え始めます。
沈黙の中で答えを探し始めて、
答えるまで、人によっては
5分から10分くらいかかる場合もあります。
ずっと考えにふけっていて、口を開かない人もいます。
それでもカウンセラーは、
いろいろ質問したくなったり、
話したくなるのをグッとこらえて待ちます。
実は、クライアントが安心して、
「自分がどれだけ沈黙しても、このカウンセラーなら大丈夫だ」
と感じてもらえるような聴き方が、
最高レベルの聴き方なのです。
では、どうしたら、
心を開いて話をしてもらえるのでしょうか?
一番大事なのは、
相手の話をさえぎらないこと。
とても大事なのでもう一度いいます。
聴き方で一番大事なのは、
相手の話をさえぎらないこと。
え?そんなこと、あたりまえ?
はい、でも実は、
これが訓練を受けていない人にはとても難しいことなんです。
初めて聴き方の練習をしてもらうと、
ほぼ全員が相手の話をさえぎります。
それでも、自分がしっかり話を聴けていると勘違いしているのです。
そんな間違った聴き方をしている人が99%です。
相手の話をさえぎらずに聴く。
これができるだけで、
あなたは聴き方の達人への大きな一歩を踏み出します。
書籍「あたりまえだけどなかなかできない聞き方のルール」(松橋良紀著)より
※大幅にリライトしました。

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