
「話を聞く」というのは、
その人の話す言葉だけに耳を傾けていればいいのでは
ありません。
表情、仕草、身体の使い方、
会話のテンポ、普段と違う様子、
これらを観察し、
そこから気持ちや状態を読み取ることも
大切な「聞く技術」です。
「目は口ほどにものを言う」
という諺もありますが、
コミュニケーションは、
言葉以外の部分のほうが
その人の気持ちや心情が表れているものです。
だから、
会話の際は、
相手の話をただ聞けばいいというのではなく、
相手のことをよく観察することも
とても大切なのです。
『相手の本音は
自分に打ち明けたところにではなく、
打ち明けられなかったところにある。
だから、
もし相手を理解しようと思うのなら、
相手が言ったことにではなく、
言わなかったことに耳を傾けなさい』
(ハリル・ジブラン)