変容心理療法

生きづらさを感じ続けるエリート男性のたった一つの共通点とは?

私の友人Aさんにセッションをして、
その後にインタビューしてお
聞きしたいお話です。

参考になる人がいるならメルマガに使ってください、
とのことでご紹介させていただきます

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以下Aさん談
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僕が20年くらい前、30才の頃でした。
妻が精神的な病気で、常に情緒不安定なため、いつも振り回されていて、悩んでいました。

僕が面倒を見れば見るほど、妻はますます悪化していきました。
なんとか解決しようと思って、いろんなセミナーに一緒に参加。

セミナーに参加すると、僕は精神が高揚してポジティブになります
でも逆に、妻はネガティブになってしまうんです。

ただ、ある講師のセミナーに参加したときだけは、妻がネガティブになりませんでした。
そこで、その講師のセミナーに、夫婦で通うことにしました。

合宿セミナーのときに、講師から質問をされました。
「奥様のその状態が、もし自分が生み出した現実だとしたら?」

びっくりして、その時、次のように返事をしました。

「僕は子供の頃から秀才だったし、
日本でいちばんの大学、東大に入ったし、
そのあとに有名な会社に就職もした。
ずっと勝ち組の人生でした。
そんな問題のない僕なのに、妻の病気は僕が原因だというのでしょうか?」

「いえ、原因だとか言ってあなたを責めているわけではないですよ
ただ、すべては自分が作り出している現実だとしたら?という視点で考えてみると、どうですか?」

その瞬間に、雷に打たれたようなショックがありました。
「そうか!全部自分が生み出していたことだったのか!」

そして、夫と妻との間で起こるパワーバランスの話を聞いて肚に落ちました。
ここはもう体裁を気にしていられないと思い、本当のことを話し始めました。

「実は、恥ずかしながら僕はしばらくウツで会社を休んでました。
このセミナーの直前に退職したばかりです。
他の人の4倍仕事していて、過労で倒れてウツになり、
そのまま復帰もできず退職したんです・・・・」

『なんでそこまで仕事をがんばったと思いますか?』
と講師に質問されました。

講師とのやり取りの中で、いろいろ気づかされました。

もともと欠落感があること。
無価値感が強くて、自己肯定感が低いこと。
その低い自己肯定感を埋めるために、
学歴が必要だったし、
有名会社の肩書きが必要だったし、
そのために命を削って仕事をしていた。
自分のいい人間だという証明も必要だった。

そんな事にも気づきました。
そして、もっとひどいことに気づいてしまいました。

「妻は心の弱い人。
妻は精神的疾患で、家事もできないし育児もできない。
そんな妻を僕はすべてサポートしている。
そうすると、周りの誰もが素晴らしい人間だと評価してくれる」

つまり僕は、妻を利用していたのだ。
彼女がつらいのは、自分のせいだったんだ。

それに気づいたとき、
ショックのあまり、動けなくなったのを覚えています。

その日から、
彼女の問題行動を問題だととらえないようにし始めました。

「家事をしないのは問題だ、自分がしっかりやらなきゃ」
という、自分の価値を高めるための行動をやめました。

それから1年くらいしたら、
なんと!
他の男性と暮らしたいと言い出したのです。

妻にとって私は必要なくなったみたいでした。
なんとか一緒にいたかったのですが、
それを受け入れて離婚することになりました。

●ハッピーになれない人の共通点

当時の僕は、
自分は問題がない。
自分は弱くない。
自分は強い存在だから、弱い人を守らなければいけない。

そう思い込むことで、
僕は自分の痛みから目をそらしていました。

僕はずっと競争で勝ってきました。
すべての競争に勝って東大に入学。
でもゴールだと思ってた東大生になったとたん、
「また競争しなければいけないのか!
しかも、日本最高レベルの連中相手に!」

周りを見渡すと受験マシーンだらけ。
共感力がなく、
感情を削ぎ落とした、目標達成マシーンと、
強烈なエリート意識の塊のような人ばかり。
友だちになれそうだと思える人がほとんどいない。

兄は早稲田なのに、
兄のほうが友だちもできて、
よっぽど楽しそうな学生生活を送ってる。

当時はわからなかったけど、
50才になった今までに、
競争に勝ってハッピーな人をみたことがありません。

結局、自分の痛みから目をそらし続けている限り、
競争して勝ち続けないと価値がない、
という自分をやり続けることになるんですね。

そのことに30才で気づいてから、僕の人生は大きく変わりました

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Aさんありがとうございました。

エリート男性ほど、
実は生きづらさを感じていたりします。

自分は弱くない。
自分にはなんの問題はない。
常に勝たなければいけない。
失敗してはいけない。
常に自分は正しい

このようなことが原因で、
ハッピーとは程遠い人生を送っていたりします。

その原因は、
自分の弱さを受け入れないこと。
痛みから目をそむけつづけていること。

「父と母にも感謝しています。
幼少期のトラウマとかもないですねえ」
と綺麗事っぽいことをいうほど闇が深いです。

こういった方ほど、
生きづらさにフタをしています。

潜在意識の声を聞けば、
「自分の痛みと直面するくらいなら死んだほうがマシ」

これくらいにガードを固めているため、
意識上では
「なにも問題のない自分」
ということになっています。

でも実際には、いろいろな軋みが生まれていて、
生きづらさを感じてしまうのです。

もしも今、この文章を読んで
なにか感じるものがあったとしたら、
心が黄色信号を発しているのかもしれません。

だとしたら、
自分の痛みと直面するチャンスです。

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