一般社団日本聴き方協会の松橋良紀です。
昨日、甲子園の決勝を見て感動しました!
慶應高校は、かなり昔から固定観念を覆すような様々な取り組みをしてきましたが、それが実を結びました。
「時代が変わってきた!」とつくづく思いました。
そして、心理のプロとして感じたのは、
生きづらさを感じている40代~50代女性ののことです。
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慶應高校と40代世代とのギャップとは?
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慶應高校の優勝には、
固定観念を打ち破る新たな時代の幕明けを感じた人も多いでしょう。
1916年の第2回大会以来107年ぶりの優勝ですが、
とにかく異例づくしです。
・髪型は脱丸刈りで自由。日焼け止めも話題
・サインも選手たちにまかせる
・練習は3時間
・練習内容は自由
・選手たちには監督と呼ばせず森林さんと呼ばせる
・グラウンドへの入退場のときの一礼は不要
・練習中の声出し不要
・ベンチではありがとうの声が飛び交う
監督の言葉をネットで拾ってみました。
「旅行に行くとして、個人ツアーとパッケージツアーのどちらを選ぶ?
パッケージは迷子にはならないけど、記憶に残らない。
一方、個人旅行は何がいいかを自分で考える。個人旅行が楽しい」
「文武両道と言いますが、文武双全という言い方がしっくりくる。
二つを全うするという意味。
従来の体育会的な監督の言うことに従って、
横並びで悪目立ちしないことをよしとしたやり方で何が残るの?
身に付いたのは体力と礼儀だけではさびしい」
このように従来の伝統や形式、
精神論に固執する高校野球らしさを完全否定しています。
スローガンは、「エンジョイ・ベースボール」。
打たれたあとに、ピッチャーが楽しそうな笑顔を見せたときには驚きました。
従来の伝統だとか固定観念から抜け出せない世代とは、もう次元が違うわけです。
●人生を楽しめない40代~50代の女性たち
私の心理療法セッションでは、ほとんどが40代~50代の女性です。
悩みで最も多いのが夫との関係です。
20代そこそこで結婚した方が多いです。
40~50代の方が結婚した当時は、
まだまだ「女性らしさ」を押し付けられた時代でした。
40~50代女性のモデルは、当然のことながら自分の母親です。
今、60代~80代の母親は、ほとんどが専業主婦でした。
夫に尽くして、手の込んだ料理をつくり、夜は出かけることもせず、常に家庭第一。
そんな専業主婦の親を見て、
自分も親になったものの、
時代は変わり、
自分は仕事をしながら家事もしないといけない。
そして、
まじめで共感力が高く、我慢強い女性ほど、
やり手でモラハラ気味の男性が多くなります。
夫もやはり、専業主婦の母親のイメージが刷り込まれているので、
家事をこなす妻を要求してくる。
家を空けるといい顔をしない。
精神的に、いつも縛られている感じがする。
ある年の秋、40代の女性とロックバンドを組んだときに、
「子供が大学受験なんで、ライブ演奏は来年の4月以降に」
びっくりして、
「ええ!18才にもなって、毎日母親がいないと勉強できないの?」
と思わず聞いてしまいました。
母親が月に数回出かけることにさえ罪悪感を持つのは、旧世代の親の影響でしょう。
そしてそれに対して本人は、過干渉であることにも気づかないわけです。
そして、いろいろ相談したい相手である夫は、
年齢的に責任ある役職についていて、
家庭のことにはあまり関心がなかったりする。
コミュニケーションが取れなくて、疎外感を感じる。
実際には妻が遠慮をして言いたいことを伝えないケースがほとんどです。
●思い込み
「野球をやるなら丸刈りがあたりまえだろ」
それと同じように、
女性らしくしなければいけない
母親として家を守らなければいけない
女はがまんしなければいけない
怒らせてはいけない
そんな思い込みがたくさんあって、
それで生きづらさを生み出してしまうのですね。
そんな生きづらさを解消したい方は、
自分のほんとうの内面と向き合う時間が必要です。
慶應高校は、
従来の固定観念を破って優勝をするまでに、
何十年もかかりました。
でも、今までの人生を変えたいという方は、
そんなに長い年月は必要ありません。
ひょっとしたら、
わずか一日で変わるかもしれないグループセッションを、
是非体験してみてください。
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では、ZOOMや会場でお会いしましょう。
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