職場の人間関係が仕事に及ぼす影響とは？

2017年1月1日2018年7月4日

セミナーやカウンセリングをやっていて、
一番多く受ける悩み相談は、
上司や、職場の人との人間関係です。

自分を分かってもらえない。
つまり、話をきちんと聞いてもらえず、
認めてもらえない。
ほめてもらえない。

そうなると、
そのうち仕事にやりがいが感じられなくなり、
疲労感がたまってきます。

いつも相手との嫌なやり取りを思い出しては
怒りや悲しみを感じている状態になります。

嫌なことや辛いことを吐き出せる相手がいないと、
どんどん心の中のコップに淀んだものが溜まっていき、
周りのことが見えなくなってくるのです。

人は、厳しい環境や条件だと仕事を辞めると思っている
管理職や経営者の方は多いようですが、
それはちょっと違います。

２０才から２年間、
有名な家電量販店で働いていたことがあります。
派遣の私は社員からよく言われました。

「いいなあ、派遣の人は自由で」
「だったらうちの派遣会社紹介しますよ」
「いやいや、自分には無理ですよ」

社員は朝早くから夜遅くまで、
派遣社員に比べると長時間労働。
休みも返上して働いたりもする。

それで給料はというと、
派遣社員とさほど変わらない。

そんなに条件や働く環境が悪いのに、
なぜ辞めないのかというと、
仲間との絆がものすごく固いからなんです。

厳しい環境であっても、
自分を認めてくれる存在、仲間というのは
力強いものです。

私自身、厳しい営業会社の時でも、
上司や部下、同僚との関係が良かったときは
いきいきと楽しく仕事ができ、

本当に深くて強い絆ができて、
報酬関係なく、がんばっていました。
わかってくれる人がいる。

話を聞いてくれる、
共感してくれる人の存在は
とても大きいのです。

あなたは、職場の部下の話や同僚の話を
ちゃんと聞いていますか？

みんながいきいきと働く職場にしたいなら、
コミュニケーションを日々大切にし、
人の話を聞くことから始めましょう。

まずは、
周りの人をしっかり聞いてあげることから
はじめませんか。