
不満や怒りを誰かに打ち明けると、
思いのほかすっきりして、
立ち直れた、前向きになれた、
という経験、ありますか?
また逆に、すっきりしたくて話を打ち明けたはずなのに、
余計に怒りが増幅してしまった、
不安が増してしまった、
ということはないでしょうか?
人に話を聞いてもらうと、
スッキリして、怒りも徐々に治まるもの。
自分の中で消化することができない場合は、
思い切って人に打ち明けることが大切です。
もちろん、怒りの対象となる人に、ではなく、
第三者に聞いてもらうのです。
しかし、聞き手を間違えると、
反対にもっと怒りや不満を抱える結果になってしまうことがあります。
あなたの経験の中で、
話してすっきりした相手、
話したのに全然すっきりせず
反対にモヤモヤがたまってしまった相手、
を思い浮かべてみましょう。
両者の間には、
どんな差がありましたか?
また、どんな風に聞いてもらったときが
すっきりしたでしょうか?
聞き上手になるには、
身近な周りにいる聞き上手さん・聞き下手さんを
参考にしてみると
大きなヒントになります。
多くの人は、聞き方のノウハウを知りません。
聞き方のノウハウを知らない一般の人の場合だと、
「ただ聞く」ということができず、
同情的になり、いろいろアドバイスをしたりします。
それはそれでありがたいことかもしれませんが、
同情は、「感情を増幅させる」ことがあります。
怒りを静めるために話したのに、
反対に、怒りが倍増してしまうのです。
たとえば、
「もううちの上司、嫌になっちゃうよ!
えらそうに命令だけして、やったことは
全然認めてくれないんだ!」
「そうなんだよ。
あの上司、飲み会とかで
いつも部下の悪口ばっかり言ってるらしいよ。
ほんと最低だよな」
「え~信じられない!
もうこんな会社…辞めてやる!
明日、部長に不満を全部ぶちまけてやる!」
こうなっては、逆効果です。
また、慰めている本人からすれば、
アドバイスのつもりで言ってるかもしれませんが、
それが逆に不安をあおってしまう場合もあります。
怒りを静めるために大切なのは、
同情やアドバイスではなく、
「ただ聞く」という姿勢で接してくれる存在です。
感情をありのままに受け止めてくれる
存在です。
人の話を聞くときは、
相手の怒りを増幅させるようなことを言っていないか、
相手の不安をあおるようなことを言っていないか、
注意してみましょう。
相手の心を癒すのに、
「何を言うか」は、それほど重要でない場合が多いのです。
顔の表情や、身体の使い方、あいづちで、
「あなたの気持ちはちゃんと受け取っているよ」
というメッセージを伝えることができます。
そして、それができれば、
相手の心を癒す最高の聞き上手です。
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