
人の話を聞くときに大切なのは、「共感力」です。
これは、「同情」や「同感」とは全く違います。
相手の話を聞いていて、「わかる」と相槌を打つ人がよくいます。
「こないだ納期が遅れてお客さんから怒鳴られちゃって。落ち込むよ」
「ああ、わかるよ。大変だったな」
これは一見、「共感」しているように見えますが、どう思いますか?
「共感」というのは、相手と同じ感情を抱くことではありません。
「共感」とは、「相手のことをしっかり受け止める」ことです。
実質、私たちは生きていて全く同じ感情を抱くというのは
不可能に近いと思います。
育ってきた環境も違うし、性格も状況も違います。
いくら似ているような体験をしたとしても、
その人と同じ感情を抱くというのは無理なのです。
想像力を働かせて、相手の気持ちになって考えることは大切です。
それでも「わかる」という言葉を安易に使うと
「あなたに何がわかるのよ」という反発を
相手の心に芽生えさせてしまう可能性があります。
「わかる」は、同情や同感に近い相槌です。
この言葉を言ってしまった時点で、
意識は自分に向かいます。
「あ~分かる。
俺も以前、こんなことがあってさ…」
これでは、相手の話を聞いているとは言えませんね。
相手の話を通じて、
自分と会話しているようなものです。
相槌の一つとして、
ついつい言ってしまいがちな、「わかる」。
これを言わないようにするだけで
聞き方の訓練になります。
「わかる」という言葉の代わりに、
オウム返しやあごの動きを合わせて
話を聞いてみましょう。
「あなたに起こっているのはこういうことなんだね。
わかるかわからないかは別にして、私はあなたに起きていることは
きちんと受け止めるし、尊重しているよ」
人の話を聞くときは
こういう態度で聞くことが大切です。
「同情」をするのではなく、
しっかり「共感」して聞くようにしましょう。
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