変容心理療法

「ホウレンソウ!」と言う前に…

先日、とあるカフェで休憩したときのこと。
隣の席に座る若い男女カップルの雑談が
耳に飛び込んできました。

「ホントうちの上司ときたら嫌になるぜ。
報・連・相しろってガミガミ言うくせに、
報告しに行っても面倒くさそうな態度だし、
すぐ『こんなことも分からないのか!』とか言って説教するし。

で、自分が分からない問題に対しては
『自分で考えろ』って言うんだよ。どう思う?」
と男性。
女性も熱心に相槌を打ちます。

「分かる分かる。うちも同じようなもんよ。
会社の何が嫌って、上の人間と話すのが嫌だもん。
ちゃんとまともに聞いてくれる相手だったら、
こっちもきちんと話すよねえ~」

ううむ。
話を横耳に挟んで、思わず心の中で唸ってしまいました。

思い返せば、私も社会人だったときは、
似たような経験を味わいました。

会社に入ると、まず教えられるのは、
「ホウレンソウ」の大切さですよね。
ホウは報告の報、レンは連絡の連、ソウは相談の相。
どんなときでもホウレンソウを怠らないように、と。

しかし、
報告・連絡をしに行ったら、
頭ごなしに叱られる。

ほめられるときは、上司の機嫌が良いとき。
困ったことや悩み事を相談しに行っても、
ろくに話を聞いてくれない。

そういう上司の下で働いていると、
ホウレンソウをするのは大切と理解していても、
だんだん億劫になってきます。

「どうせろくに話を聞いてくれることなんてないのに

と。

また、そういう環境では
社員同士のコミュニケーションもすごく悪くなります。

誰も積極的に意見を言わなくなり、
たんたんと、ただ仕事をこなすだけになります。

一方、こちらの話に聞く耳を持ってくれて、
よくほめてくれる上司もいました。

そういう上司と働いていると、
ホウレンソウと言われる前に、
部下の方から積極的に話をしに行くようになります。

聞く耳を持っている上司の下では、
活き活きと働く人たちが多く、
成績も良い。

企業において、
「ホウレンソウ」は確かに大切。
それは疑いようがありません。

ですが、
「ホウレンソウが大事」と言う前に、
上の立場にいる方は、

「自分は部下が話をしてきたとき、
どんな態度を取っているか?」
を、見直してみるといいかもしれません。

「最近の若い奴らは、
ホウレンソウもろくにできなくて」
と嘆く経営者や管理職の方ほど
部下の話をしっかり聞く習慣が無かったりします。

上の立場になると
忙しくなり、考えることも多くなりますが
部下の話を聞く、ということは
けっこう大切で、重要な仕事のうちに入るのでは、と思います。

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